珪藻土の化学的物質特徴
珪藻土の基礎情報
和名 | 珪藻土(けいそうど), アモルファスシリカ |
英名 | Diatomite , Diatomaceous earht , silicon dioxide , kieselguhr |
別名 | 藻土 珪藻 トリポリ セライト ラヂオライト |
元素名 | 二酸化ケイ素, 無水ケイ酸 |
類似名* | ケイソウ 珪殻 珪酸 ケイ酸 シリカ 珪藻土シリカ |
構成する主要な元素 | O、Si、Al、Fe 等 |
商用流通品の基礎データ
珪藻土製品の製造は、珪藻土鉱床から原土を採掘後、工場内において乾燥、粉砕、精製を行う前処理工程を経て、焼成、粉砕、分級の後処理工程より製品が完成されます。
乾燥品は、前処理工程を経たものを製品化したものです。食品添加物向けではない濾過助剤・充填材向けにお使い頂けます。
焼成品、融剤焼成品は、後処理工程を経たものを製品化したものです。食品添加物製品として、広い分野にてお使い頂けます。
酸洗い品は、焼成品・融剤焼成品に酸処理(酸洗い)を行った製品です。酸処理(酸洗い)を行うことで、珪藻土濾過助剤の表面の鉄分などを除去します。これは、酸処理を行う事で、濾液に微量でも溶出しないようにすることを目的とします。
お客様の検討される内容に応じて、製品グレードをご提案致しますので、お気軽に問い合わせ下さい。
■乾燥品
外観:淡灰色の粉末
臭い:なし
pH:3.5~6.5
引火性:不燃
比重:2.1
溶解性(溶媒に対する溶解性):水にほとんど不溶・強酸、苛性アルカリ水溶液に微溶
吸油量:100~200ml/100g
■融剤焼成品
外観:白色の粉末
臭い:なし
pH:8.0~11.0
引火性:不燃
比重:2.2
溶解性(溶媒に対する溶解性):水にほとんど不溶・強酸、苛性アルカリ水溶液に微溶
吸油量:100~200ml/100g
■焼成品
外観:淡赤褐色の粉末
臭い:なし
pH:5~10
引火性:不燃
比重:2.2
溶解性(溶媒に対する溶解性):水にほとんど不溶・強酸、苛性アルカリ水溶液に微溶
吸油量:100~200ml/100g